免震構造を断念した話

私は3年前に某ハウスメーカーで家を建てました。
お願いする会社を選定する際の前提条件の一つが免震構造に対応できる事でした。
当時は東日本大震災の記憶もまだ新しく、地震の揺れによる家屋のダメージ軽減や屋内滞在時の自分たちの安全を出来るだけ確保したいとの気持ちが強かったのです。
住宅展示場に赴き、幾つかのメーカーを見学し数回の打ち合わせを経て最終的に2社に絞られました。
A社はデザインが今ひとつで間取りの自由度もあまり高くないが手の届く範囲で免震構造を採用出来そう印象、B社はデザインも優秀で総合的なバランスに優れているが免震構造の採用に約500万円必要。
迷いましたが、初志貫徹という事でA社にお願いする方向で前向きに検討することにしました。
しかし、大きな落とし穴がありました。
私が家を建てようとしていた土地はその昔農地だったらしく、ボーリング調査の結果地盤が緩く免震構造を設置できないとメーカーからお断りされてしまったのです。
免震構造を採用できないA社には残念ながら魅力があまり無かったため、結局B社の制振構造を採用した家を建てました。
震度7の揺れが半分くらいになる免震構造。
お金さえあれば採用できるわけではないという実体験でした。