自分が育った家とのお別れ

築45年というボロ屋で過ごした幼少期、お友達が遊びに来ると家が古いのが恥ずかしくてとても嫌でした。彼氏ができても家を見られるのが嫌で家の手前で車を停めてもらったりしていました。そんな家でも、新築することになると取り壊すのが寂しくなりました。ハダカ電球だった階段の電気、急な階段から落ちた思い出。母がよく天ぷらをあげてくれていた換気扇のまわらないキッチンなどなど。今思えば家族が過ごした楽しい愛着のある大事な家でした。引越しの準備を始めると昔のアルバムがたくさん出てきて、古くてページが張り付いてしまっているアルバムをビリビリと剥がしながら写真を見ると当時の思い出がよみがえってきました。取り壊しの日は大きなクレーン車が来て、壁から屋根からすべてを壊していきました。中身が丸見えになった家は2階部分が少し傾いていました、それを見て家族全員が今が立て替え時だったんだと納得できました。新築は嬉しいけれど、母はいまでも昔の家が好きだったと言っています。家はやはり家族の大事な思い出の一部なのだと思います。

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